レイクの一括返済

レイクはリボルビング方式による返済なので、基準残高や契約額に応じた一定額を毎月の返済期日までに支払います。

ただし、今ある借入残高はいつでも一括返済が可能です。一括返済は利息の節約にもなるので、完済できる目処が立ったらまとめて返済してしまいましょう。

この記事ではレイクからの借り入れを一括返済する方法についてまとめました。

一括返済の手順や注意点を詳しく説明していくので、一度全額を返してしまおうと考えている人はぜひ参考にしてください。

また、レイクから一括返済を請求された場合の対処法にも触れています。

レイクからの借り入れを一括返済する手順

レイクからの借り入れを一括返済する場合、以下のような手順で進めていきましょう。

  1. 一括返済する予定日を決める
  2. 一括返済に必要な金額(完済金額)を確認する
  3. 完済金額を任意の方法で入金する
  4. 必要に応じて解約や完済証明書の発行を行う

1. 一括返済する予定日を決める

最初に一括返済する予定日を決めましょう。カードローンの利息は日割り計算で、今日と、明日とでは完済に必要な金額が変わってきます。

すぐに一括返済しようと思っているなら問題ありませんが、予定日が明日以降になるなら注意してください。

2. 一括返済に必要な金額(完済金額)を確認する

一括返済の予定日が決まったら、レイクの会員ページで完済金額を確認しましょう。会員ページへのログイン後、「完済金額の確認」から一括返済するのに必要な金額を調べられます。

完済予定日を指定して、「シミュレーションする」ボタンを押してください。会員ページでは次回の返済期日までなら明日以降の完済金額の目安も確認可能です。

【完済金額の内訳】
完済金額 = 現在の利用残高 + 利息 + その他費用

完済金額とは「現在の利用残高」「利息」「その他費用」を合計した金額です。

追加借入しないなら返済するまで利用残高は変わりませんが、利息に関しては1日単位で増えていくことになります。

そして、「その他費用」は未精算の提携ATM手数料や遅延損害金などです。
提携ATMの手数料は返済時に精算されるため、前回の返済以降、借り入れでの利用があったときは未精算の手数料が残っています。
※ 一括返済の方法によっては別途手数料が発生することもあります。

3. 完済金額を任意の方法で入金する

一括返済に必要な金額の用意ができたら、Web返済サービスなどから入金しましょう。

月々の返済額以上を入金する場合も、特にレイク側へ連絡する必要はありません。一括返済に必要な金額を入金すれば、完済できたことになります。

完済できているか不安なときは、会員ページで借入残高を確認してください。借入残高が「0円」になっていれば、しっかりと一括返済できています。

ただし、レイクの返済方法の中には、一括返済に対応していないものもあるので注意しましょう。レイクからの借り入れを一括返済できる具体的な方法については「レイクの一括返済に対応している返済方法」で後述します。

4. 必要に応じて解約や完済証明書の発行を行う

レイクからの借り入れを一括返済したあとは、カードローンの解約が可能です。

カードローンは利用限度額の範囲内で繰り返し利用できるため、完済しても自動的には解約されません。今後、借り入れの予定がない人は、解約してしまって良いでしょう。

もし解約を希望するなら、一括返済後、コールセンターに問い合わせれば手続きを案内してもらえます。

ただ、レイクに年会費などはなく、残高が0円なら利息も発生しません。解約しなければ必要になったときすぐに借り入れできるので、その点も踏まえた上で解約するかを決めてください。

また、レイクからの借り入れを完済したことの証明書は、会員ページからダウンロード可能です。完済証明書が必要な人は、会員ページの「ご利用状況・ご契約内容」からダウンロードしましょう。

レイクの一括返済に対応している返済方法

レイクの返済方法のうち、一括返済に対応しているのは次の2つです。

一括返済の方法 手数料 入金単位 カードなし
銀行振込 有料 一円単位
Web返済サービス 無料 一円単位

提携ATMから返済することもできますが、その場合、千円未満の端数まできっちり支払うことは難しいです。そのため、借入残高を0円にしたいときは、Web返済サービスなどから返済しましょう。

提携ATMから一括返済するときの注意点に関しては後述しているので、そちらを参考にしてください。

レイクの一括返済に対応している返済方法について以下で説明していきます。

銀行振込

レイクは金融機関のATMから銀行振込で一括返済できます。振込先の口座は会員ページにログイン後、「ご返済時の振込入金口座照会」から確認可能です。

銀行振込は一円単位なので、完済金額をしっかりと確認の上、金融機関のATMで入金しましょう。金額が不足していると完済になりませんし、多めに入金すると差額の返金を受けないといけなくなります。

銀行振込で一括返済したときは、会員ページから残高が0円になっているか確認することをおすすめします。ただし、銀行振込による返済は金融機関を通すため、入金の反映に時間がかかるケースもあるので注意してください。

また、銀行振込にかかる手数料は利用者の負担です。ほかの一括返済の方法に比べて、やや負担は増えるでしょう。

Web返済サービス

レイクのWeb返済サービス対応のインターネットバンキングを契約している場合、手数料無料で自身の口座から返済することが可能です。

レイクの会員ページにログインしたら、「Web返済サービス」のメニューから完済金額の振り込みをしましょう。

Web返済サービスなら曜日や時間帯も問いません。深夜帯や土・日・祝日の返済もすぐに反映され、口座に十分なお金があればいつでも一括返済できます。(※ 金融機関のメンテナンスなどにより、利用できない時間帯があります。)

ATM手数料がかからず、自宅や外出先からも手続きできるので、一括返済するのにもっともおすすめの方法です。

インターネット返済なら24時間手続き可能

Web返済サービスに対応している金融機関については、レイクのホームページから確認してください。提携金融機関のATMではないゆうちょ銀行なども、Web返済サービスには対応しています。

コンビニや銀行の提携ATMからレイクの一括返済をする場合の注意点

レイクはコンビニや銀行などの提携ATMからも返済できますが、一括返済で利用する際には注意点がいくつかあります。

  • 基本的に提携ATMでは硬貨の取り扱いがない
  • 多めに入金すると「預り金」が発生する
  • 一括返済(全額返済)できない場合もある

基本的に提携ATMでは硬貨の取り扱いがない

提携金融機関のATMの場合、基本的に硬貨の取り扱いがなく、返済は紙幣のみです。返済は千円単位であり、おつりを小銭で返金することはできません。

ATMでは硬貨が使えない

繰り返しになりますが、カードローンの利息は日割り計算です。借入金額が千円単位、一万円単位であっても、利息によって千円未満の端数が生じるでしょう。

また、提携ATMからの返済には手数料が発生します。返済時にはその手数料の精算も必要になるため、提携ATMから一括返済しようと思っている人は注意してください。

多めに入金すると「預り金」が発生する

提携ATMから借入残高より多めに入金した場合、その差額は「お預り金」として扱われます。一時的に差額をレイクが預かっている状態なので、あとから返金してもらってください。

預り金が発生しているときは、会員ページから返金手続きが可能です。会員ページ内の「お預り金の返却」から、案内に従って手続きしましょう。(※ 返金の手続きを行わなかった場合、電話や郵送により預り金の発生を契約者に連絡することがあります。)

一括返済(全額返済)できない場合もある

提携ATMの場合、一括返済の対応状況は金融機関ごとに異なります。また、一括返済できる時間帯が限定されているケースもあるので注意してください。

レイク提携金融機関の一括返済の対応状況
提携ATM 返済 一括返済
セブン銀行 ×
ローソン銀行
イーネット
三菱UFJ銀行 ※1
三井住友銀行
イオン銀行 ×
西日本シティ銀行
三十三銀行 ※2 ×

※1 三菱UFJ銀行での全額返済は平日8:45~18:00の間、窓口併設のATMのみです。

※2 ATMで「ご返済」を選択した場合、千円未満の端数は表示されません。「ご返済可能額」には、端数を切り捨てた金額が表示されます。

いずれの提携ATMでも多めに入金したときは、預り金が発生することになります。一括返済のために提携ATMを利用する場合は、対応している取引内容も確認しておきましょう。

レイクの返済が口座振替の場合、一括返済はどうすれば良い?

レイクの返済を口座振替で行っている場合、すぐに完済金額を引き落としてもらうことはできません。

口座振替は返済方式ごとに決められている約定返済金額のみで、原則として引き落とす金額の変更は不可です。

そのため、口座振替で返済している人も、Web返済サービスを利用して一括返済してください。

また、そのほかにも注意したい点があるので、以下で解説していきます。

一括返済後に引き落としが実施されるケースもある

口座振替を登録している人が別の方法で一括返済した場合、完済後に引き落としが実施されるケースもあります。

これは一括返済した時点で、金融機関への口座振替の依頼が済んでいるためです。請求の確定後に一括返済しても、引き落としは止まりません。

請求確定日は引き落としの代行会社によって異なります。以下のタイミングで口座振替の依頼が実施されるので、引き落としで返済している人は確認しておきましょう。

口座振替の請求確定日
代行会社 請求確定日
SMBCファイナンスサービス(株) 引き落としの7営業日前
(株)アプラス 引き落としの10営業日前

※ 通帳の出金欄に「SMBC(シンセイF」または「(シンセイF)自払」と記載されている場合はSMBCファイナンスサービス(株)、「AP(シンセイF」と記載されている場合は(株)アプラスが代行会社です。

完済後に引き落とされた分は後日返金される

完済したあとに口座振替により引き落とされた金額は、後日返金されることになります。返済用の口座で返金を受けられるので、会員ページから返金の手続きをしてください。

返金の手続きが面倒なら、引き落としが確定する前に一括返済してしまいましょう。確定日のタイミングで借入残高が0円になっていれば、引き落としは依頼されません。

レイクで一括返済するメリット!返済総額はどのくらい減少する?

レイクで一括返済する最大のメリットは「返済総額を減少させること」です。通常よりも早いタイミングで完済すれば、返済期間は短くなり、利息も減ります。

一括返済をすると支払総額を減らせる

結果的に返済総額は減少しますし、返済回数が少なくなることで手数料の節約になるケースもあるでしょう。

例えば、毎月の返済を提携ATMから行っていたなら、返済時に発生する手数料の節約も期待できます。

どのくらい返済総額が減るかはカードローンの利用状況によって異なります。

30万円を借りて、毎月最低額を返済していくケースを基準に、一括返済による返済総額の節約効果をシミュレーションしました。

レイクでの一括返済のシミュレーション
返済回数 返済額 残高 節約額
1 12,000円 288,000円 63,862円
2 12,000円 276,000円 63,862円
3 12,000円 268,083円 59,779円
4 12,000円 260,049円 55,813円
5 12,000円 251,896円 51,966円
6 12,000円 243,622円 48,240円








12 12,000円 191,346円 28,516円








18 12,000円 134,253円 18,017円








24 12,000円 71,902円 3,960円








30 12,000円 3,806円 56円
31 3,862円 0円 0円
累計 363,862円 0円

※ 金利は年18.0%、60日間無利息(Web申込み限定)を想定したシミュレーションの結果です。契約内容、各種手数料、返済日などにも左右されるため、実際の金額とは異なる場合があります。

最低額で支払いをする場合、毎月12,000円の返済だと返済回数は31回、返済総額は363,862円です。もし12回目まで同じように返済して、その直後に一括返済するなら28,516円の節約になります。

一括返済は借入残高の多いタイミングでする方が効果的です。返済が進み、借入残高が少なくなってくると、そもそも利息はあまり増えません。

ボーナスなどの支給があったときは、積極的に早いタイミングで一括返済すると良いでしょう。

もしくは、余裕があるときだけ月々の返済額を増やしたり、繰上返済したりするのも有効です。一括返済が難しいケースもできるだけ増額返済や繰上返済を行ってください。

レイクからの借り入れを一括返済するデメリットとは?

レイクからの借り入れを一括返済するのにメリットはあっても、基本的にデメリットはないと思って大丈夫です。

カードローンは一度完済しても解約しなければまた利用できますし、年会費などの維持費もかかりません。

あえて注意すべき点を挙げるなら「無理に一括返済して、結局、また生活費を借りてしまう」といったケースでしょう。

返済総額を減らすために一括返済することは重要ですが、すぐに再借り入れしてしまっては意味がないです。

一括返済や増額返済、繰上返済は、無理のない範囲で行うようにしてください。

レイクは無利息の適用中に一括返済することもできる?

レイクをはじめて利用する場合は、契約の翌日から「選べる無利息」の特典が適用されます。

レイクは2つの無利息期間からどちらかを選べる

この特典の範囲内なら借り入れしても利息は発生しません。無利息の適用中も一括返済できるので、まとめて返せる余裕があるときは完済してしまいましょう。

利息が加算されていなければ、元金のみの返済で完済できます。提携ATM手数料などは発生しますが、上手く活用すれば負担を抑えられるでしょう。

たとえ無利息の適用中に一括返済したとしても、無利息の特典は終了しません。次に利用するときに適用期間が終了していなければ、また無利息で借りられるのです。

レイクから一括返済を請求された場合はどうする?

レイクでの借り入れは好きなタイミングで一括返済できますが、借入残高の全額を返すように求められる場合もあります。

このような一括返済請求が行われるのは、返済期限を過ぎているケースです。本来はリボ払いでの返済が認められていますが、返済期限を過ぎたなら一括返済請求もありえます。

滞納が長期間続くと一括返済請求される

一括返済請求をされた場合、何とかお金を用意して指定された期限までに支払いをしなければいけません。どうしても返済できないときは債務整理なども選択肢になるでしょう。

レイクの返済が遅れるリスクと対処法については別の記事で解説しているので、詳しくはそちらを確認してください。

まとめ

レイクを一括返済したい場合、まずは返済日を決めましょう。1日単位で利息が加算されるため、一括返済する日によって必要な金額も変わってきます。

一括返済するのに必要な金額は、会員ページから確認可能です。

一括返済により借入期間を短縮できれば、返済総額は減少します。余裕があるときはWeb返済サービスを利用して、積極的に一括返済してください。

  • Web返済サービスなら手数料無料
  • 銀行振込での一括返済は手数料と入金の反映時間に注意
  • 提携ATMからの借入残高を超える返済は「預り金」が発生する
  • 多めに入金したときの差額は会員ページから返金依頼できる

ATMや銀行振込で多めに入金したとき、完済後に口座振替が実施されたときは、差額が預り金になります。預り金は返金が必要なので、会員ページから手続きしてください。

著者:板垣 雄(貸金業務取扱主任者)
貸金業務取扱主任者 板垣 雄

2021年に「貸金業務取扱主任者資格試験」に合格。お金に関する問題は、さまざまなライフイベントで発生します。「借りる」という観点だけにとらわれずに、さまざまなお金に関する問題を解決するための知識をお伝えします。>>プロフィール

※ 貸付条件

アイフルの貸付条件:商号 アイフル株式会社/貸金業登録番号 近畿財務局長(14)第00218号/貸付利率 3.0%~18.0%(実質年率)/遅延損害金 20.0%(実質年率)/利用限度額 800万円以内(要審査)/返済方式 借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式/返済期間・回数 借入直後最長14年6ヶ月(1~151回)/担保・連帯保証人 不要

レイクの貸付条件:商号 新生フィナンシャル株式会社/貸金業登録番号 関東財務局長(11)第01024号 日本貸金業協会会員第000003号/貸付利率(実質年率)4.5%~18.0%(※貸付利率はご契約額およびご利用残高に応じて異なります。)/遅延損害金(年率)20.0%/返済方式 残高スライドリボルビング方式、元利定額リボルビング方式/返済期間、回数 最長5年、最大60回(※融資枠の範囲内での追加借入や繰上返済により、返済期間・回数はお借入れ及び返済計画に応じて変動します。)/担保・保証人不要