プロミスに審査落ちしたら

プロミスの審査に落ちた場合、次はどのカードローンに申し込めば良いのでしょうか?

プロミスは大手消費者金融の一社で、銀行カードローンほどは審査が厳しくありません。しかし、返済能力の有無は厳密にチェックされるため、審査に落ちてしまう人も一定数いるのです。

この記事ではプロミスの次に検討すべきカードローン、プロミスの審査に落ちる原因を説明していきます。

また、一度審査に落ちたあとの再申し込みについてもあわせて解説します。

アイフル

プロミスの審査に落ちた人が次に申し込むべきカードローンとは?

プロミスの審査に落ちた人におすすめするのは大手消費者金融です。

審査に落ちてしまったときに中小を考えるかもしれませんが、どうしてもサービスの利便性で大手には劣ります。

また、銀行カードローンは消費者金融より審査が厳しい傾向なので注意してください。

おすすめはアイフルなどの大手消費者金融

カードローンによって審査基準は異なるので、プロミスの審査に落ちても、別の大手消費者金融の審査に通る可能性は十分にあります。

「信用情報に傷がついている」など審査に通らない明確な理由がないのであれば、利便性の高いサービスを受けられる大手消費者金融を最初に検討してください。

大手消費者金融 金利(実質年率) 限度額
アコム 3.0%~18.0% 1万円~800万円
アイフル 3.0%~18.0% 1万円~800万円
レイク 4.5%~18.0% 1万円~500万円
SMBCモビット 3.0%~18.0% 1万円~800万円

いずれの消費者金融も即日融資に対応しています。(※ 契約には審査があります。申し込みの時間帯などによっては翌営業日以降の連絡になります。)

そのため、プロミスがダメでも、その日のうちに借り入れできる可能性もあるのです。各社のホームページでお試し審査を受けられるので、審査に不安を感じている人は申し込みの前に行っておきましょう。

大手の審査に通らないなら中小も検討

中小消費者金融は大手がダメだったときに検討しましょう。大手と異なる審査傾向なので、大手が全滅だった人にもチャンスがあります。

ただし、中小消費者金融の審査も甘いわけではありません。例えば、多額の他社借入があったり、信用情報に問題があったりすれば、審査に落ちる可能性が高いです。

中小消費者金融だからといって審査は甘くない

中小消費者金融 金利(実質年率) 限度額
ダイレクトワン 4.9%~18.0% 1万円~300万円
ベルーナノーティス 4.5%~18.0% 1万円~300万円
セントラル 4.8%~18.0% 1万円~300万円
フタバ 14.959%~19.945% 1万円~50万円
フクホー 7.3%~20.0% 5万円~200万円

中小消費者金融も即日融資には対応しています。しかし、大手に比べると審査に時間がかかるケースも多いので、即日融資のハードルは高くなります。

また、大手より上限金利が高めな点にも注意してください。

銀行カードローンは審査が厳しいので注意

プロミスの審査に落ちた場合、銀行カードローンへの申し込みはおすすめしません。繰り返しになりますが、銀行カードローンの審査は消費者金融よりも厳しめです。

銀行カードローンは審査が厳しい

そのため、プロミスの審査に落ちた人が、銀行カードローンの審査に通過するのは難しいでしょう。

特に注意したいのはプロミスが保証会社の銀行カードローンです。プロミスを展開するSMBCコンシューマーファイナンス(株)は保証事業も行っており、多数の金融機関で保証業務の提携をしています。

例えば、「三井住友銀行 カードローン」「住信SBIネット銀行カードローン」「PayPay銀行カードローン」などの保証会社はSMBCコンシューマーファイナンス(株)です。

通常、保証会社が間に入ると審査はより厳しくなるので、プロミスが保証会社の銀行カードローンは避けてください。

プロミスで審査落ちになる理由と原因別の対策も紹介

プロミスのホームページでは「お借入シミュレーション」による借入可能かどうかの診断ができます。

しかし、診断結果に問題がなくても、以下のようなケースでは審査落ちになる可能性が高いです。

  • 返済能力が審査基準に達しなかった
  • 返済中の借り入れが複数あった
  • 在籍確認をとることができなかった
  • 総量規制に該当する恐れがあった
  • 少額でも延滞中の支払いがあった
  • 信用情報がブラックだった

「そもそもプロミスの審査に落ちた理由が分からない」という人は、該当する原因がないかもチェックしておきましょう。

その原因を解消できていない場合、次のカードローン審査にも落ちてしまうかもしれません。

返済能力が審査基準に達しなかった

プロミスのような大手消費者金融はスコアリング方式で審査していると考えられています。年収や雇用形態、家族構成などの情報を数値化し、自社の基準に照らし合わせて返済能力を判断するのです。

複数の情報を総合的に見て返済能力が審査基準に達しなかったというケースの対策は取りづらいです。もし明確に審査落ちとなるような理由がないなら、プロミスの審査基準に合わなかっただけだと考えて、別のカードローンにチャレンジして大丈夫でしょう。

返済中の借り入れが複数あった

プロミスのお借入シミュレーションでも他社借入の金額を入力しますが、返済中の借り入れの有無は審査結果に大きく影響します。特に複数の借り入れがあると審査では不利になりやすいので注意してください。

少額であれば、まずはその借り入れを完済すると良いでしょう。借入件数を減らしてからの申し込みがおすすめです。

在籍確認をとることができなかった

プロミスはカードローン審査の中で在籍確認を行っています。在籍確認は返済能力をチェックするための重要な審査です。

そのため、在籍確認が取れなかった場合は、カードローンの審査にも通りません。

電話による在籍確認が取りにくい職場環境であれば、事前にコールセンターで相談しておきましょう。勤務状況の分かる書類を提出することで、電話連絡の代わりとしてくれるケースもあります。

総量規制に該当する恐れがあった

プロミスは総量規制の対象なので、年収の1/3を超える融資はできません。

貸金業者から借りられるお金は年収3分の1まで

総量規制は消費者金融、クレジットカード会社などが対象で、このルールに抵触する可能性があるなら別のカードローン会社の審査を受けても結果は一緒です。

プロミスなどの一部の貸金業者が扱うおまとめローンは総量規制の例外ですが、返済専用なので追加借入はできません。

借り入れの必要があるときは、次のカードローン審査を受ける前に他社借入の金額を減らしておきましょう。もしくは、銀行カードローンによる借り換えが有効なケースもあります。

少額でも延滞中の支払いがあった

信用情報に延滞中の記録があれば審査通過は厳しくなります。これは延滞中の支払いがある人にお金を貸しても、返済されない可能性が高いためです。

少額の延滞でも影響は大きいので、すぐに支払いの遅れを解消しましょう。延滞が長期化した場合、信用情報に記録される期間も長くなるので注意してください。

信用情報がブラックだった

「信用情報がブラック」とは債務整理や長期延滞、強制解約などの異動情報が信用情報に登録された状態のことです。

ブラックリスト登録者は審査に通らない

プロミスなどの大手は信用情報を重視する傾向があります。つまり、過去に返済トラブルを起こしていると、現在の返済能力に問題がなくても審査には通りづらいのです。

カードローンの申し込み後、すぐに否決の連絡が届いたケースでは、信用情報の登録内容で否決された可能性が高いでしょう。

中小消費者金融の中には現在の返済能力を重視するところもあるので、大手以外も選択肢に入れてください。

どうしてもプロミスで借りたい!再申し込みする場合のポイント

どうしてもプロミスのカードローンを契約したい場合、再度、プロミスの審査を受けることもできます。

ただし、再申し込みをするにはポイントが5つあります。

  • 前回の申し込みから最低6ヶ月は期間を開ける
  • 年収に見合った限度額を希望する
  • 他社借入がある人は残高を減らしておく
  • 勤続年数が短い人は半年以上になってから申し込む
  • 信用情報の登録内容を確認しておく

前回の申し込みから最低6ヶ月は期間をあける

プロミスが審査のために信用情報を照会すると、その記録も信用情報に載ります。つまり、信用情報を見ればカードローンの申込記録が分かるのです。

この申込記録は信用情報に6ヶ月間残ります。短期間に複数の申込記録があると審査で不利になるケースもあるため、前回の申し込みから最低6ヶ月は期間をあけましょう。

前回の申込記録が残っている間は、また審査を受けても落ちてしまう可能性が高いです。

年収に見合った限度額を希望する

プロミスの限度額は1万円~500万円で、審査によって契約可能額が決まります。申し込み時に借入希望額も入力しますが、年収に見合った金額を希望するようにしましょう。

年収に対して高すぎる限度額を希望するメリットはありません。

限度額は契約後に審査を受けて増額することも可能です。まずは契約を優先して、どうしてもプロミスの限度額を上げたいときはあとから増額しましょう。

他社借入がある人は残高を減らしておく

前回、プロミスの審査を受けたときに他社借入があった人は、次の審査までに残高を減らしておきましょう。

繰り返しになりますが、他社借入の金額や件数も審査結果に影響します。審査に落ちてしまう人の中には、複数の他社借入がある人も多いです。

勤続年数が短い人は半年以上になってから申し込む

勤続年数もカードローンの審査項目のひとつです。特にパートやアルバイトなどの非正規雇用で、勤続期間が1ヶ月、2ヶ月という場合は注意してください。

「将来的にも安定して収入を得ていけるのか?」と思われやすく、審査で不利になることがあります。

勤続年数が短い人は、半年以上になるまで待ってから申し込みましょう。

信用情報の登録内容を確認しておく

プロミスの審査に落ちた原因に心当たりがない場合、念のため、信用情報の登録内容を確認しておくことも重要です。

信用情報がブラックになっているなら、異動情報が消えるまでは審査通過できないでしょう。

信用情報はローンやクレジットカード以外に、携帯電話の端末代金の分割払い、保証会社を利用している場合の家賃支払いなどでも傷つくことがあります。いつの間にか信用情報に傷がついている可能性もあるので、開示手続きで登録内容をチェックしておくと安心です。

プロミスの審査に落ちてしまった人の口コミ

プロミスに限らずカードローンの詳細な審査基準は公開されていません。そのため、審査に通るかは申し込まないと分からないのです。

それではどのような人がプロミスの審査に落ちてしまったのでしょうか?プロミスの審査に落ちた人の口コミをいくつか紹介していきます。

給料日の前に少しまとまった金額が必要になり、近くに自動契約機のあるプロミスに申し込みました。
仮審査には通ったみたいで必要書類の案内がメールで届いたのですが、提出から30分くらいで否決の連絡が来ました。
審査に通ったものだと思っていたのでがっかりです。
(24歳/男性/会社員/年収:370万円)

過去にプロミスで延滞したことがあったのですが、もう10年以上前なので大丈夫だと甘く考えていました。
プロミスの人から電話がかかってきて、以前利用していなかったかなど色々と聞かれました。
その後、待っているとメールで審査落ちの連絡が…
審査落ちの理由は分かりませんが、別の消費者金融で借りることはできました。
(44歳/男性/会社員/年収:480万円)

専門学校を卒業したばかりの頃、同期との旅行で必要なお金を借りようとプロミスに相談しました。
ですが、就職してまだ2ヶ月なのが悪かったのか借りることはできなかったです。
そのときはクレジットカードのキャッシングで足りないお金を用意しました。
(20歳/女性/契約社員/年収:310万円)

緊急でお金が必要になり、プロミスとアイフルに申し込んだのですが、両方とも通りませんでした。
10万円でも良いから貸してほしかった…
アコムで40万円、クレカで30万円借りているので、それが響いたのかもしれません。
(29歳/男性/ 会社員/年収:500万円)

実家の修繕費用を借りようとプロミスを頼りました。
年収はそこそこあるので審査に落ちないだろうと思っていたのですが、申し込みの翌日にお断りのメールが届きました。
スマホに電話がかかってきたときに、いくつか書類を用意できないかと言われたのですが、開業したばかりで「ちょっと用意するのは難しいですね。」と伝えました。
すると審査をするのでもうちょっと待ってほしいとのこと。
電話の感じからすると本当に働いているのか疑われたみたいです。
(37歳/男性/個人事業主/年収:630万円)

複数の他社借入があったり、信用情報に問題があったりすると審査に通りづらいようです。何が原因で審査に落ちてしまったのかはプロミスしか分かりません。

ですが、審査落ちの理由に当たりをつけることは重要です。理由によっては別のカードローン審査にも通らないので、審査に落ちる人の特徴を押さえておきましょう。

まとめ

プロミスのカードローン審査に落ちてしまうのには必ず理由があります。ですが、審査落ちの理由は教えてもらえないので、特に心当たりがないなら気持ちを切り替えて別のカードローンに申し込みましょう。

プロミスの審査に落ちてしまったときのポイントをまとめます。

  • 審査基準はカードローン会社によって異なる
  • プロミスがダメでも別の消費者金融なら可能性あり
  • 別のカードローンに申し込むときも審査対策は重要
  • 中小消費者金融は大手が全滅だったときに検討
  • プロミスに再申し込みするときは最低6ヶ月の期間をあける

審査基準はカードローン会社ごとに違うので、プロミス以外ならすんなりと契約できるかもしれません。審査に落ちてしまうような原因があるときは、できるだけその原因を解消してから申し込むとより安心でしょう。

著者:板垣 雄(貸金業務取扱主任者)
貸金業務取扱主任者 板垣 雄

2021年に「貸金業務取扱主任者資格試験」に合格。お金に関する問題は、さまざまなライフイベントで発生します。「借りる」という観点だけにとらわれずに、さまざまなお金に関する問題を解決するための知識をお伝えします。>>プロフィール