オリックス銀行カードローンの返済が遅れるとどうなる？！返済が遅れた時の対処法

オリックス銀行カードローンの返済日は毎月10日、もしくは末日から選択できますが、その期日を1日でも過ぎれば延滞になります。

もしオリックス銀行カードローンの返済が遅れたらどうなるのでしょうか？

この記事ではオリックス銀行カードローンの返済遅れで生じるデメリットやリスクについてまとめました。

返済が遅れることのないようにカードローンを利用することがもっとも重要です。ただ、返済日を過ぎる前なら対処できますし、返済日を過ぎてもすぐに対処すればまだデメリットを最小限に抑えられるでしょう。

「返済が遅れそう！」「延滞後の対応方法を知りたい！」という方はぜひ参考にしてください。

オリックス銀行カードローンの返済遅れで生じるデメリット

オリックス銀行カードローンの返済が遅れると以下のようなデメリットが生じます。

カードローンの延滞に対する金融機関の対応はケースバイケースです。例えば、初回かつ数日の延滞から厳しい対応をとる金融機関は少ないでしょう。

返済遅れは「うっかり返済日を忘れていた」「数日以内に滞納分を支払える」といったケースも多く、早い段階で適切に対処すれば大ごとにはなりません。

しかし、延滞が長期化すると徐々に金融機関の対応は厳しくなり、家族や職場にカードローンの延滞がバレる可能性も高くなります。

オリックス銀行カードローンの返済が遅れるとどのようなデメリットが生じるのかについて以下で詳しく説明していきます。

遅延損害金の発生

オリックス銀行カードローンの返済期日を1日でも過ぎれば「遅延損害金」が発生します。

オリックス銀行カードローンの場合、通常時に適用されている金利に年2.1％を上乗せした利率で遅延損害金が計算されます。適用利率が年14.8％であれば、遅延損害金は延滞している残高に対して年16.9％となり、通常よりも高い利率が適用されることになるので注意してください。

借入残高10万円、30万円、50万円の3つのケースで、30日間分の通常利息、遅延損害金の金額を計算しました。

短期なら大きな負担にならないかもしれませんが、借入金額や延滞期間次第で遅延損害金はどんどん増えていきます。

返済遅れのデメリットは遅延損害金だけでもないので、1日でも早く延滞を解消するようにしましょう。

電話連絡での返済確認

契約の際に選択した返済日を過ぎた場合、オリックス銀行から返済確認の電話連絡が入ります。

オリックス銀行カードローンでは自動音声による返済案内も行っています。そのため、会員情報に登録されている携帯電話番号に自動音声で返済金額などの案内があるでしょう。

基本的にカードローン契約者と連絡が取れていれば、自宅や勤務先などに電話がいきなりかかってくることはないので安心してください。

また、オリックス銀行カードローンの自動音声電話で、契約者のパスワードや暗証番号などの入力を求めることもありません。

郵送物による督促

契約者と電話で連絡が取れなかったり、返済が長期にわたって遅れていたりする場合、郵送物による督促が行われることもあります。

前述の自動音声による電話連絡よりも事態は深刻になっているので、オリックス銀行から郵送物が届いたらすぐに内容を確認するようにしましょう。

家族と一緒に住んでいる場合、郵送物が原因で借り入れがバレるケースは多いので注意が必要です。勝手に開封されない限り内容を知られることはありませんが、頻繁に郵送物が届くと怪しまれやすくなります。

カードローンの利用停止

オリックス銀行カードローンの返済に遅れが生じている場合、カードローンが利用停止になることもあります。

延滞を解消するまでは借り入れでの利用ができなくなり、利用状況によっては限度額の減額も考えられます。

オリックス銀行カードローン取引規定の第7条（ご利用限度額）の第4項には「次の各号のいずれかの事由が生じた場合、当社は、お客さまに対して事前に通知することなく、ご利用限度額を減額し、または新規の借入を中止することができます」と記載されており、返済遅れもその事由に該当します。

一括返済請求

オリックス銀行カードローンは「残高スライドリボルビング方式」で、基準時時点の借入残高に応じて次回の返済額（約定返済額）が決まる仕組みです。

この約定返済額を期日までにしっかりと支払っていれば問題ありませんが、返済が遅れた場合、一括での返済を請求される可能性もあります。

本来、カードローンの返済には「期限の利益」というものが認められており、いきなり一括返済を求められることはありません。しかし、約定返済の遅延は期限の利益を失う理由になり、金融機関は一括返済請求ができるようになるのです。

また、一括返済請求がきても返済できない場合、裁判に発展する危険性もあるので注意してください。裁判によって給与の差し押さえが認められると、勤務先にも返済遅れを知られてしまいます。

強制解約

オリックス銀行カードローンの契約期間は1年間で、基本的に契約は自動更新されていきます。ただし、返済遅れによって一括返済請求がきている場合、カードローンの契約も解除（強制解約）されることになります。

強制解約は一時的なカードローンの利用制限と異なり、遅れていた返済を行っても契約は戻りません。

カードローンの強制解約は後述する信用情報への影響もあるため、ここまで事態が悪化する前に対処するようにしてください。

オリックス銀行カードローンの返済遅れは信用情報にも影響するので注意

オリックス銀行および保証会社は個人信用情報機関の会員です。そのため、オリックス銀行カードローンの返済遅れは信用情報にも影響し、登録される内容によっては今後のローン審査、クレジットカード審査などに通りづらくなる可能性もあります。

特に返済遅れが2ヶ月～3ヶ月以上の長期になった場合、「異動情報（金融事故）」として記録されます。たとえ延滞を解消したとしても、5年間は返済遅れの記録が信用情報に残ることになります。

オリックス銀行カードローンだけでなく、しばらくはローンやクレジットカードの利用・契約ができなくなるでしょう。

カードローンの返済遅れで生じるデメリットの中でも生活への影響が深刻なので、信用情報に傷がつく前に対処することが非常に重要です。

オリックス銀行カードローンの返済が遅れそう・遅れた場合の対処法

オリックス銀行カードローンの返済日に遅れそう、もしくは返済日を過ぎてしまったというときは、すぐにコールセンター（カードデスク）で相談しましょう。オリックス銀行のカードデスクでは返済に関する相談も可能です。

また、返済日を過ぎてオリックス銀行から自動音声で返済案内がきている場合、折り返しで電話することで返済予定日の登録ができます。

お金を準備できる日程が決まっているなら、自動音声システムで返済予定日を登録すると良いでしょう。そして、その返済予定日までに必要なお金を用意して、提携ATMや銀行振込で返済してください。銀行振込で入金する場合の返済用口座は、会員専用サイト「メンバーズナビ」で確認できます。

ただし、返済予定日を登録しても、延滞を回避できるわけではありません。延滞時のデメリットは生じることになるため、状況に応じて立て替えや専門家に相談することも検討してください。

返済日前なら一時的な立て替えも選択肢のひとつ

すぐに延滞を解消すれば遅延損害金の負担は重くなく、信用情報への影響もまだ小さいです。しかし、返済日に1日でも遅れれば延滞のデメリットは生じます。

さらに一度でも返済に遅れていたなら、今後、限度額の増額を検討してもらうのも難しくなるでしょう。

そこで一時的な金欠で次回の返済のみ遅れそうというときは、別のカードローンで立て替えるという選択肢もあります。

大手消費者金融のカードローンなら審査がスピーディですし、無利息期間を利用することで一定期間は利息も負担ありません。一時的な立て替えに利用するのであれば、無利息期間のある大手消費者金融のカードローンを検討してください。

※ プロミスの最短3分融資はお申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

※1 契約額1万円～200万円の新規契約者が対象です。期間の経過後は通常金利が適用されます。

※2 「原則なし」の場合も、審査の過程で必要になったときは勤務先に電話をかけることがあります。

※3 原則、電話での確認はせずに書面やご申告内容での確認を実施

返済遅れが長期化しそうなら専門家への相談も検討

オリックス銀行カードローンでの返済遅れを解決できる目処が立っていない場合、一時的に立て替えても意味がありません。

借入総額を増やすだけであり、返済が厳しい状況は変わらないでしょう。

次回の返済だけでなく、今後の返済も難しいというときは、弁護士などの借金問題の専門家に相談することも考えてください。

専門家に債務整理の手続きを依頼した場合、借金そのものを減額することができます。「返済しても借金が減らない」と悩んでいるなら、返済計画を見直し、必要に応じて専門家に相談するのも選択肢のひとつです。

オリックス銀行カードローンの返済日を忘れないための対策

ここからはオリックス銀行カードローンの返済日を忘れないための対策について説明していきます。お金を準備していても、返済期日までに入金できなければ延滞です。

うっかり延滞になるのはもったいないので、返済日を忘れないように注意してください。

オリックス銀行カードローンの返済日を忘れないための対策は以下の3つです。

返済方法を口座引落に変更する

オリックス銀行カードローンの返済方法は「提携ATM返済」「振込返済」「口座引落」の3種類です。提携ATMや銀行振込で返済する場合、返済金額を自分で確認し、返済期日までに入金しなければいけません。

そのため、お金の用意があっても、返済するのを忘れてしまうというケースもあるでしょう。

そこでおすすめなのが口座引落での返済です。返済日にオリックス銀行カードローンの契約時に登録した口座から自動で引き落としを行ってくれるため、提携ATMや銀行振込で返済するよりも入金忘れが起きにくいです。

特に給与の受取口座が登録口座になっていれば、返済日の前にお金を移動させる必要もありません。登録口座はインターネットなどから変更することもできるので、返済資金を用意しやすい口座にしてください。

返済日を給料日後に変更する

オリックス銀行カードローンの返済日は毎月10日、月末から契約時に選択することができます。基本的に返済日は給料日後の方がお金を用意しやすいです。

転職などで給料日がカードローンの契約時とは変わっているという人もいるかもしれません。現時点で給与の受け取りから返済日までの期間が空いているという人は、お金を準備しやすい返済日に変更することも考えましょう。

オリックス銀行カードローンの返済日は「メンバーズナビ」から変更可能です。メンバーズナビにログイン後、「各種変更手続き」のメニューで返済日を変更してください。

返済案内メールに登録する

オリックス銀行カードローンのメンバーズナビからは「ご請求金額確定ご案内メール」の登録が可能です。

提携ATMや銀行振込で返済している方、返済日の前に登録口座に返済資金を入金している方は、案内メールを登録しておくと返済忘れが起きにくいでしょう。

返済案内のメールは会員情報に登録されているメールアドレスに配信されます。もしあまり見ないメールアドレスを登録してしまったなら、確認しやすいアドレスに変更してください。

登録メールアドレスは以下の手順で変更できます。

登録メールアドレスの変更手続きは、確認用URLをクリックするまで完了しません。必ずメールの受信を確認し、URLをクリックしてください。

まとめ

オリックス銀行カードローンの返済遅れでは遅延損害金の発生や信用情報への影響などがデメリットとして挙げられます。契約時に指定した返済日を1日でも過ぎれば延滞になるので、返済管理をしっかりと行って、余裕を持って返済するようにしましょう。

また、返済に関して相談があるときは、オリックス銀行のカードデスクに早めに連絡するようにしてください。遅延損害金などのデメリットは生じますが、何も連絡せずに延滞が長期化するのは絶対に避けましょう。

オリックス銀行カードローンの返済遅れに関して重要なポイントをまとめました。

オリックス銀行カードローンは返済の確認が取れていない契約者に対して自動音声による案内を行っています。折り返しの電話で返済予定日の登録ができるので、その予定日までに銀行振込や提携ATMなどから入金してください。

加えて、返済日の前なら別のカードローンで立て替えることで、延滞自体を回避することも可能です。一時的な金欠で返済が遅れそうなときは、審査が早く、無利息期間のある消費者金融のカードローンで立て替えることもあわせて検討しましょう。